こうもりクラブについて

こうもりクラブとは?

アスベスト関連疾患である「中皮腫」により父を亡くした野口泉が、アスベスト問題周知を目的に活動する母体として立ち上げました。【こうもりクラブ】は団体としての規定を設けず《有機的な連携》をキーワードに、芸術的活動を通して広くアスベスト問題の周知を目指します。

「こうもりクラブ」成り立ちの由来

冬眠中のこうもりの体温は周囲の温度まで下がり、呼吸数や脈拍数は普段の二十分の一まで減ってしまいます。

極限まで生態活動を抑えたこうもりは、秋にたくわえたエネルギーをちょうどよく使いきれる温度の寝床を選ばなければなりません。寝床が暖かすぎれば必要以上のエネルギーを消費してしまい、眠りながらやせ細って餓死してしまいます。逆に必要以上に寒いところで眠ると、こうもりはたびたび目をさまして、エネルギーを多く使ってしまい、春まで生き延びることができません。

冬眠中に死んだこうもりは、死んでも足の爪で天井にぶら下がったまま体がくさるまで、そのままの姿でいるということです。

こうもりが文字どおり命がけで眠っているその姿は、生命が周囲の環境とともにあるということを象徴的に表しています。そしてその姿は、そのまま私たちそのものだと思えてきたのです。そういうわけで「こうもりクラブ」という名前になりました。